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2007年5月13日 (日)

会山行・大荒れの石転び沢

Cimg0260 石転び沢


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久々の会山行に参加。

ブナの林道を気持ちよく歩いて30分ほどで、石の階段を登ると夏道のに入る。 道の左側は、雪解け水がゴウゴウと音を立てて流れている。 

道幅は狭くなんどか渡渉を繰り返し、途中休憩を取ったが、ブヨの大群に襲撃され休んだ心地がしなかった。

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歩き始めて2時間弱で石転びの出合に到着! ここで、腹ごしらえをしていると雨が降ってきた。 合羽を着て私は早々にアイゼンを装着して石転び沢を見上げると、頂上は厚い霧の中で全く見えなかった。

 

登りはじめて45分位したところでしたから「落ぅー、落ぅー」の忠告。 左脇を1m位の雪の塊がごろごろと落ちていった。 もし、目前を落ちてきても避けられるモンではないなぁー。当たれば、ひとたまりも無い。 1時間歩いたところで、休憩を取り。いよいよ霧の中に入っていくことに・・・。この辺りで、3人が引き返した。

 

登るに従って霧は濃くなり、離れないように指示される。残り3分の1の急登の筈だが全く視界が利かない。 突然あられ交じりの強風に見まわれ、立ち止まってやり過ごす。 強風と霰は、登るにしたがって激しくなってくる。 ピッケルを深く刺し雪面に張り付いて、合羽の上からかなりの刺激で打ち付ける霰に耐えた。 そんな状況の中を1時間位登り、高度計では稜線辺りを示していると・・・。右に寄りがちになるから、左にトラバースをはじめた。 途中、ずり落ちそうになったがピッケルで止めるのと腕を掴まれるのと同時で、何とかとどまった。

相変わらず霧で視界は利かず、霰交じりの強風はやみそうも無い。岩と雪の間に奥行き50cm幅2m位の安全な場所を見つけツェルトを出して4人でビバークすることにした。 低体温で身体は、ガタガタと振るえガスを出すもつまみを摘むこともできない状態だったH氏。 私につまみを回す様にガスを渡されたが、状態は同じ。 何とか親指の腹で押しまわし、ツェルトの中は2つのガスで暖かくなったが、強風でバタバタとめくれ上がり大粒の霰の襲撃は容赦なく続いた。

 

スキーを担いで足跡を辿って登ってきたDr.K。 少しの霧の晴れ間から「中ノ島」が見えたが、左にコースを取りすぎていることを告げ彼は梅花皮小屋に行くと言って歩いた。もう一人スキーを担いだ青年と共に。

 

身体の震えは治まらないが、下山を決行することにした。ザックを何とか下ろしフリースを着た。咽喉も渇いて500mlのスポーツドリンクを回し飲み、チョコレートを食べて強風と霰の中にでた。

 

霧は時々晴れるようになり、景色が見えてきた。梅花皮小屋は直ぐ近くの様だが下山する。小屋に行ったメンバーに下山を告げにリーダーが離れた。 残りの3人は少し緩やかな斜面(中ノ島の右側)を降りることに・・・。急斜面を降りると、天気は回復!! アイゼンを外し、石転びの出合まで滑るように一時間で到着。

 

もう1時間早く天気が回復してたら(;一_一)ふぅ! 辺りは、5月の陽気ののどかな山に・・・。

 

5月と言えども、山は真冬。1月にトライしたときの赤岳のように寒く、霰交じりの強風とホワイトアウトで山頂断念した12月の谷川のようだった。 一緒に両方をトライしたリーダーのI氏が、「そうだね」と言っていたから・・・。 今日は、厳冬期の山だった。 同行した、N氏は死ぬと思ったそうだ。 妻の顔が思い浮かんだと風呂の中で話していたそうだ。

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スキーで先に夏道の辺りまで降りていたDr.Kと5人揃って下山。 先に下山した会長N氏が私たちを迎えに来ていた。ホント、お待たせしました。K氏もお出迎えに来てくれた。ありがとう! 4人で飯豊梅花皮山荘で汗を流して一路新潟へ!

 

 

《コースタイム》 5:56石転び沢ゲート~6:17温身平~6:28梅花皮沢第四号砂防ダム~8:18石転びの出合8:45~12:00山頂付近13:00~13:58石転びの出合~15:47海花皮沢第四号砂防ダム16:15石転び沢ゲート 

 

 

飯豊梅花皮山荘:http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/yamagata/106028.html


参加メンバーの変更があり。 前泊は5名、当日参加者3名での山行になった。 差し入れの吟醸酒に舌鼓を打ち旨い酒を戴いてからのテント泊。テントは飯豊梅花皮山荘駐車場隅に設営。 5時起床、6時石転び沢ゲート前  全員集合!!

8人揃ったところで、曇り空を気にしながらの山行。 2人はスキーを担いで、6人はツボ足で梅花皮小屋を目指した。

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コメント

ジィ~ジ過去5月に4度ほど経験有りますが、近頃体力無くご無沙汰しています。それにしても悪条件の中 無事で何よりでした。
小心者のジィ~ジとても強行できません。
山は、楽しさと、怖さを何時も持ち合わせていると思っています。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2007年5月16日 (水) 17時57分

去年の5月は飯豊山荘まで除雪が終わってなくて、その間でもデプリがゴロゴロしてたんだけど、よく強行したね。でも、誰も褒めてはくれないかも・・・。無事でよかったyo!

投稿: M44星人 | 2007年5月16日 (水) 20時39分

輝ジィ~ジちゃま!!
ようこそ!
いつもコメントありがとうございます。
本当、無事に帰ってこれて良かったですぅ。自然の厳しさ、怖さを体験してきた石転び沢、これからの山登りを安易な考えでは決行しないと思います。 あ・あっ、今までも決してお気楽に考えてた訳ではありませんyo(';')フゥー。


投稿: yukitubaki | 2007年5月17日 (木) 01時26分

M44星人ちゃま!!
ようこそ!
昨年は6月になってゲートが開いたんですyo、6月11日に行った時はピーカンでしたワ。 最後の急登の辛さも稜線に出たときは、パ~ッと忘れる眺望が待っていました(^◇^)ワァー・ワァー。
今回は、心配かけてゴメンなさい(ー_ー)!!。 

投稿: yukitubaki | 2007年5月17日 (木) 01時43分

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